Second Secret
部屋に案内してもらって、ドアを開けて中に入ると、それはもう表現できない部屋で。

とにかく、無駄に広い。

二人でこのスペースはいらないだろう。


とりあえず荷物を置いてから、やっと大事なことに気がついた。


「先生、私日帰りだと思ってたんで泊まる用意とかしてないんですけど」


お風呂とかはまだ辛うじてここにあるものを使うとして。

大事なのは、明日の服だ。


「大丈夫だ、ちゃんと先に送っといたから。ほら、そこに荷物あんだろ」


先生が「そこ」と言って目線をやった方に、少し大きめのバッグが置いてあった。

なんだか嫌な予感がする。


そのバッグを開けると、服と、下着がご丁寧に入っていた。
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