どうして私を選んだの?~2度目の恋*涼太SS〜【完】
『う、そ…』
なぜか、驚いたような花音さんの声が聞こえてくる。
『うそじゃない、はじめて会ったあのときから、ずっと花音さんだけ見てたんだよ、オレ』
そんなオレの言葉に花音さんの頬がカーッと、赤く染まったのは言うまでもない。
『で、でも………っん!?』
それでも、反論しようとする花音さんの口にオレは、軽く唇を落とし、
『花音さん、オレと付き合って?』
ニッコリと笑いながらそう言い放つ。