どうして私を選んだの?~2度目の恋*涼太SS〜【完】
ずっと、望んでいたその言葉。
『う、そ…』
私は、一瞬、理解ができなくて…そんな言葉が漏れてしまう。
けど、
『うそじゃない、はじめて会ったあのときから、ずっと花音さんだけ見てたんだよ、オレ』
そんな涼太くんの言葉に顔に熱が集中する。
『で、でも………っん!?』
それでも、反論しようとした私のの口に何か柔らかい感触。
その意味を理解した途端、さらに赤くなる私の顔。
『花音さん、オレと付き合って?』
だから、そんなの反則だって。