きみくじ当てます
「そっか……」
わたしは俯いて、自分のつま先に視線を落とした。
それじゃあ、
やっぱり
今日で終わりなんだね。
わたしと一緒にいても、久賀くんには悪いことばかりで
わたしは近づきたくない存在なんだもん……。
鼻の奥がツンとして、
じわりと浮かんできた涙がわたしの視界を霞ませた。
今日で さよならなんだーーーー
「だから、まだ、一緒にいて欲しいんだけど。」
「え?」
予想していたものとは違う答えに、さっと顔をあげた。
そこには照れくさそうに頭を掻く久賀くんがいた。
「まだ理由もわからないし……っていうのは口実で…、なんていうか、その」
「俺は柊と一緒にいたい。楽しいんだ。」