きみくじ当てます
「あはははは、何やってんの久賀くん!ミニテスト白紙で出しちゃうなんて普通しないって」
「笑うなよ」
「あははははっ」
「おい…、笑いすぎだろ」
食べようとしたたまご焼きが刺さったままのフォークを片手に、柊は笑い転げている。
俺は頬杖をついて、ムスッとしながらオレンジジュースのストローに口をつけた。
「ふふっ……クス、あーおかしかった」
ようやく気がすんだらしい柊は、たまご焼きをぱくっと口に入れた。
「ごめんね、私ツボ浅くって」
「ほんとにな。まさかこんなに笑われるとは」
「ふ、あはははっ。」
思い出したのかまた笑いだしてしまった