わがままなヤツ

耳が聞こえないと
外を歩くのも凄く恐い。


車のクラクションも
エンジン音も聞こえない。


唯一使える目を使いながら
隆介の家に辿り着いた。



―(ピンポーン)―
↑たぶん鳴ってる


すると隆介が出て来た。



しっかり手をつないで
部屋まで案内してくれた。




< 115 / 176 >

この作品をシェア

pagetop