わがままなヤツ

『雅ー。樹希亜ー。
お母さんちょっと
コンビニ行ってくるからあ。』


お風呂の外でお母さんが言ってる。


てことは2人きり?;;



樹『………。』


雅『………。(体を洗い続ける)』


雅『なぁ。目つぶっててくれる?』


樹『………。』



雅『ちょっと、聞いてんの!!?』


すると、急に樹希亜が
あたしにしがみついてきた。


『やめて…。』


腕の力が強くなる。


『やめてって…。』



ここはお風呂。

下手に暴れたら怪我するから
いつもの力を出す事ができない。


『樹希亜…。……樹希亜!!?』




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