Daddy Long ....
今日は日曜日で、時間だってお昼を過ぎたばかり。
おじさんといつも会う時間でもなければ、日曜日の今日に会えるかわからない。
だけどそれでももしかしたら会えるかもしれない。
そう思って私は公園に向かっていた。
日曜日の昼間だというのに相変わらずその公園は人気がなく静かだった。
逆にそれがいいのかもしれない。
周りで楽しそうに遊んでいる子たちをみると、どうしても自分がみじめに思えてしまう。
いつものベンチを見つけると、そこに腰かける。
当然のようにおじさんがいるはずもなく、私はただ座って時間をつぶした。
それから1時間ほどしたころ、私は眠くなって少しずつ瞼を開けるのがつらくなっていた。
首が傾くたびに目が覚めるけど、それもだんだん無くなって、いつの間にか意識がなくなっていた。