恋の味はチョコの味
恋の味はチョコの味
初めまして。
私の名前は松岡 唯(まつおか ゆい)
どこにでもいる普通の女子高生。
ちなみに二年生。
このお話の舞台はの季節は二月の冬。
そう、バレンタインのお話です。

2月14日
「行ってきまーす」
朝、私は慌ただしく家を出た。
「唯、まだ早くない?」
学校にはもち確実に間に合う時間。
でも…
あの人と偶然(を装って)会う時間に遅れてしまう
私は、走りながら腕時計をみる。
大好きなアーティストの10周年のGARNET 色の長針は予定通りの時間を指していた。
「これなら間に合う。」
今日はバレンタイン。絶対あの人に渡したい。
朝、放課後、帰宅時と三回だけだ一度もしくじりたくない。
あれ?松岡さん?」
こ、この声は…憧れの…
「あれ?唯じゃんか。お前なにやってんの?」
うっこの声はあいつか。
私があいつと呼ぶのは、山野 香平(やまの こうへい)こいつとは親が幼馴染みのため昔っから私の近くにいる。
顔やルックスは間違いなくストライクゾーンだけど、性格が大問題!!
私と他の女の子の態度が全然違う。
それが私にはすっっごく嫌!!
ただ私の初恋の相手であったのは悔しいけど事実だ…
それにたいして優しく問い掛けてくれたのは、高梨 蓮(たかなし れん)君。
成績優秀、スポーツ万能の超美少年。ってかなり美化しすぎか…でもとっても優しいし。
「松岡さん。最近はいつも会うよね?」
っと行ったあとに微笑む。
またこの微笑みが罪深い…
「へぇ~唯がなぁ」
「な、何よ…こーへーこそなんで蓮君といんのよ。」
「香平に、昨日の宿題見せてもらうように言われてね。渡してたところなんだ。」
「そーゆー事。ほれ、だから行った行った。」
香平は私を邪魔者扱いるように、しシッシッと手を払った。
「宿題くらい、自分でやりなさいよ!意味無いでしょ!?」
私と香平の言い合いを見ながら蓮君はふふっと笑った。
「二人ともやっぱり仲が良いね。」
やっぱりって私達の口喧嘩ってそんなに有名?
「こいつと今更仲良くなってもなぁ。」
香平が頭を書いた。
「それより早く行こうか。」
蓮君の言葉で私達は学校へ向かった。
一番はじめのチャンスは失敗…
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