あなたに夢中
それから、光先輩はずっと本の話を聴いてくれた。
先輩は、多分あまり楽しくはなかったよね・・・。
失敗したよぉ・・・。
「んじゃ、これからよろしくな、ゆか。」
ゆ、か?
えっ!?よ、呼び捨てですかっ!?
う、嬉しすぎるんですけど///
多分、今の私は顔が真っ赤だ・・・。
「あ、あぁりがとうご、ございましたっ!!」
先輩は、振り返らずそのまま祐希先輩と歩いて行ってしまった。
「ゆかぁ〜いい、感じじゃなかった?」
「そ、そうかな?」
「顔真っ赤だし?なんか、言われたの?www」
私は、呼び捨てにされたのを思い出して、また顔が熱くなっていった。