ホームレス
俺は寝床に戻ってきた。やっぱり、マイ・畳が一番落ち着く。
ふと、俺の目に見慣れないものが見えた。どうやら、求人情報誌のようだ。俺には関係ない。
・・・。
俺は求人情報誌に手を伸ばした。パラパラとめくる。
自分の身体の臭いを嗅いだ。・・・くさい。
目の前の空き缶を見た。五百円入っている。全財産だ。手に取った。立ち上がった。
右手に求人誌、左手に五百円・・・。
俺は銭湯に向かって走り出した。
おわり
ふと、俺の目に見慣れないものが見えた。どうやら、求人情報誌のようだ。俺には関係ない。
・・・。
俺は求人情報誌に手を伸ばした。パラパラとめくる。
自分の身体の臭いを嗅いだ。・・・くさい。
目の前の空き缶を見た。五百円入っている。全財産だ。手に取った。立ち上がった。
右手に求人誌、左手に五百円・・・。
俺は銭湯に向かって走り出した。
おわり