月光の降る世界へ
昔から土方さんは、鬼みたいだった。
まあ・・・・・・僕にとっては弄りがいがあって良かったけど。
「総司、最近新しい子が壬生寺に来ているみたいだね」
「ああ・・・・・・誠太郎のことですか?
1年前位から来てますよ」
近藤さんは、僕が八木邸の子としか遊んでいる所を見たことがない。
京都に来てから、近藤さんは忙しそうで・・・・・・
少し、寂しかったりもする。
まぁ、それと同様僕も忙しいから、何とも言えないけれど。