月光の降る世界へ


ガヤガヤと賑わっている、京の町。


僕は、前の戦いで刃毀れしてしまった刀を持って、鍛冶屋を訪れていた。



「あんさん・・・これ、次の戦いで折れちまうよ。 新調するかい?」


「そうですか。 では、刀見させてもらいます」



愛刀が、使い物にならないと知って、少し残念だった。


まあ、買い替え時だしね。

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