月光の降る世界へ


仰け反った浪士の腹を、思いっきり殴る。


そして僕は・・・



――――逃げた。


こんな奴等相手にする価値もないし、意味もないから。


だけど・・・本当に、なんで僕があそこに行くって分かったのだろう?


その予定を話したのは・・・



「・・・誠太郎?」
< 37 / 106 >

この作品をシェア

pagetop