月光の降る世界へ


「子供が・・・斬られてっ、死にかけてるっ!!」



ばっと、僕は駆け出した。


屯所の門の近くから、ザワザワと人の声が聞こえる。


たぶんそこに・・・


誠太郎はいる。



走ってきた僕の姿に、その場にいた隊士達が気づく。


そして、僕をその中に通してくれた。
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