蒼碧
ゆっくりと起きて、外の景色を見ようとすると



「安芸」



総の逞しい腕が自分のお腹に周り、引き寄せられるままに倒れこんだ。



「総さん…」


「もっと、キスは?」


「起きていたんですか?」


「俺のこと随分見つめてるから、起きれなかったんだよ」


「…もう、ひどい」



そう言いながらも安芸は、総に言われるがまま、口付ける。


そして、それはだんだんと深くなっていく。
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