蒼碧



「さすがのお父様も渋るほどのお相手なのよ?安芸が傷ついてしまうかもしれないからって、今までお断りしてきたの」


「………」


「で、も」



俺の目の前でニヤリと微笑む。



「あなたがそんなこと言うなら、私がお父様にお願いするわ」


「……っ」


「重蔵さんを安芸のお相手にって、ね」


「雅お嬢様!」


「なによ、仕方ないじゃない。安芸への当てつけにあなたとこうして過ごしてるのに、やめるっていうんじゃ、私、つまらくなるもの~」


「く…っ」


「嫌なら…、ほら」



雅お嬢様は、私の顎を掴んで



「私を抱く?抱かない?」


「………」


「抱くなら、私を安芸だと思っていいのよ?そのくらい、私も許すわ」


「………」


「抱かない、なら、安芸はきっとあの変態親父の餌食になって、体中の穴、
うめられちゃ……ん…、」



未だ裸だった、雅お嬢様の体を嬲る。
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