蒼碧
「総、本気?」


「じゃなきゃ、家に入れない」


「だよな、これを知ったら歴代の彼女達が大騒ぎだ」


「知らないな、そんなのは」


「……アゲハにも言われたぞ。総がおかしいって」


「……言うなよ」


「言いませんよ」



両手を挙げて、首を振る悪友にフッと笑ってから2人はエレベーターに乗り込んだ。
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