運命ってありますか?
ルークSide
「俺が今一番守りたいのは、歌恋。お前なんだよ。」
おれは部屋の中でぼそっと呟いた。
この数時間で何があったんだ。俺。
こんな…こんな気持ち初めてかもしれない。
体が熱い。
おかしい。
胸の奥が、変な感じだ。
「はぁ…。」
もし、俺が王権を手放したら…あいつは俺から離れてしまうのだろうか。
いや。歌恋はそんな奴じゃ…ないよな。
歌恋は…歌恋は…あいつとは違う。
「権力がないあんたなんかいらない。」
「待って!」
「触らないで。本気じゃなかったのよ。」
「え?」
「権力もお金もないあんたなんかいらない。」
「マリー…。」
「あんたなんか…」
「あああああああああ!!!!」
嫌な夢を見た。
あいつ兄に国が渡ると思って、俺を捨てたんだ。
俺が、王になったとき。
ノコノコと平気な顔して…戻ってきた。
「ルーク久しぶり!元気だった?」
「お前…。」
「ねぇ。また寄り戻さない?」
「…。」
「ねぇルーク?」
「…せ。こいつを…殺せ。打ち首だ!!!」
それが、俺の初めての命令だった。
「俺が今一番守りたいのは、歌恋。お前なんだよ。」
おれは部屋の中でぼそっと呟いた。
この数時間で何があったんだ。俺。
こんな…こんな気持ち初めてかもしれない。
体が熱い。
おかしい。
胸の奥が、変な感じだ。
「はぁ…。」
もし、俺が王権を手放したら…あいつは俺から離れてしまうのだろうか。
いや。歌恋はそんな奴じゃ…ないよな。
歌恋は…歌恋は…あいつとは違う。
「権力がないあんたなんかいらない。」
「待って!」
「触らないで。本気じゃなかったのよ。」
「え?」
「権力もお金もないあんたなんかいらない。」
「マリー…。」
「あんたなんか…」
「あああああああああ!!!!」
嫌な夢を見た。
あいつ兄に国が渡ると思って、俺を捨てたんだ。
俺が、王になったとき。
ノコノコと平気な顔して…戻ってきた。
「ルーク久しぶり!元気だった?」
「お前…。」
「ねぇ。また寄り戻さない?」
「…。」
「ねぇルーク?」
「…せ。こいつを…殺せ。打ち首だ!!!」
それが、俺の初めての命令だった。