運命ってありますか?
魔法の本はあると思いますか?
放課後、私の時間が始まる。
図書室で一人本を読むこの時間が私は好きだ。
入学以来放課後毎日図書室で本を読んでいるせいか、ここの本はほとんど読み終わってしまった。
卒業まであと一日となった今…
私は最後に読む本を探す。
目を閉じ、本棚に並んだ本を触り「これだ」と思った本を私は読むことにしている。
いつものように本を触り…
「これだ…。」
【MY WORLD】
こんな本あったんだ…
初めて見る本に惹かれつつ本を開く。
パサッ…
『あなたは魔法を信じますか?他の世界があることを信じますか?』
最初から質問か…
パラパラッ
「白紙?」
中は白紙で何も書かれていなかった。
パラパラと本をめくり最後のページを開く。
『あなたを導きましょう…』
読み終わると同時に本から白い光が溢れ出し私を飲み込んだ。
次の瞬間、目を開けると図書室ではない黒い世界が広がっていた。
いや、青らは青く白い雲もある。
だが地面から生える全ての草花が真っ黒だった。
私の手にはあの本が握られていた。
何が起こったのかわからないまま本をもう一度開く。
そこには何も書かれていなかったページに文字が並んでいた。
『目が覚めると黒の世界が広がっていた、花や木には生気がなく枯れているようにさえ見えた。どうやら私は別の世界に迷い込んでしまったらしい』
書かれていることは、私の状況にそっくりだった。
この本からすると…ここは私がいた世界とは別の世界?
わたしは、どうすればいいのだろう…
辺りを見回すとすでに空はオレンジ色になり始め日もどんどん落ちていっている。
薄暗くなり始めると小さな明かりがポツポツと見え始めた。
とりあえずあそこを目指して歩こう。
暗くなった道を歩き始めようとすると、さっきまでは真っ黒だった花たちが少し光っている。
「ねぇ」
今声が聞こえた?
そんな…誰もいないのに
「ここだよ」
下から声が聞こえる。
「え?」
「やぁ」
嘘だ…。
花がしゃべっている。
「君は誰?どこから来たの?」
図書室で一人本を読むこの時間が私は好きだ。
入学以来放課後毎日図書室で本を読んでいるせいか、ここの本はほとんど読み終わってしまった。
卒業まであと一日となった今…
私は最後に読む本を探す。
目を閉じ、本棚に並んだ本を触り「これだ」と思った本を私は読むことにしている。
いつものように本を触り…
「これだ…。」
【MY WORLD】
こんな本あったんだ…
初めて見る本に惹かれつつ本を開く。
パサッ…
『あなたは魔法を信じますか?他の世界があることを信じますか?』
最初から質問か…
パラパラッ
「白紙?」
中は白紙で何も書かれていなかった。
パラパラと本をめくり最後のページを開く。
『あなたを導きましょう…』
読み終わると同時に本から白い光が溢れ出し私を飲み込んだ。
次の瞬間、目を開けると図書室ではない黒い世界が広がっていた。
いや、青らは青く白い雲もある。
だが地面から生える全ての草花が真っ黒だった。
私の手にはあの本が握られていた。
何が起こったのかわからないまま本をもう一度開く。
そこには何も書かれていなかったページに文字が並んでいた。
『目が覚めると黒の世界が広がっていた、花や木には生気がなく枯れているようにさえ見えた。どうやら私は別の世界に迷い込んでしまったらしい』
書かれていることは、私の状況にそっくりだった。
この本からすると…ここは私がいた世界とは別の世界?
わたしは、どうすればいいのだろう…
辺りを見回すとすでに空はオレンジ色になり始め日もどんどん落ちていっている。
薄暗くなり始めると小さな明かりがポツポツと見え始めた。
とりあえずあそこを目指して歩こう。
暗くなった道を歩き始めようとすると、さっきまでは真っ黒だった花たちが少し光っている。
「ねぇ」
今声が聞こえた?
そんな…誰もいないのに
「ここだよ」
下から声が聞こえる。
「え?」
「やぁ」
嘘だ…。
花がしゃべっている。
「君は誰?どこから来たの?」