運命ってありますか?
ルークSide

歌恋はライトにキスをされ、ライトをビンタし時空転送で消えてしまった。
俺は時空転送を使えないし追うことはできない。

「あれが…時空転送魔法。」
「初めて見た。」

「ライト!お前許さねぇ!」
「はっ。自分の女なら唇くらい守ってやれよ。」
「っ!!!」

ダメだ。抑えろ。俺。

「だからお前前の女に捨てられるんだよ。」

「その話題は…」
「ルークの前じゃタブーだって…。」

ブチッ…

俺の中の何かがキレた。

「ぶっ殺す。」
「かかってこい。」

「やめろって!」
「ルーク抑えろ!」

「うわぁぁぁん」
「ルーシー落ち着いて?」

うるさい。うるさい。うるさい!

「だあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「やめろっ!」
「ルーク!その力は!!!!」

悪魔の力!

「いいだろう。うぉぉぉっ」

「ライト様!」
「待って下さ…。」

ナイトの力…。



歌恋Side

「戻ったほうがいいのかなー。」

でもなぁ~もう顔合わせづらいしな~。

床に投げつけた本をもう一度手に取り、開いてみる。

『黒の王は悪魔の力、金の王はナイトの力。この力がぶつかり合えば金の王宮は粉々になるだろう…』

「ちょっ!ルークなにやってんの!?」

もうっ。しょうがないな!
ライトはもう一発叩いてやろう。

私は再びさっきいたところを想像し金の王宮に戻った。

ゴォォォォッ…

「なにこれ。」

まだ部屋の中だけで済んでいるが、部屋の中はめちゃくちゃだ。

「歌恋ちゃん!」
「危ないよ!こっちこっち。」

ロイたちは結界みたいなものに入って避難していた。

「大丈夫です。」
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