何度でも、君にkiss。
―−―−
「あの、ここまでで大丈夫です。ありがとうございました。」
私はペコリと頭を下げた。
彼は、私の最寄り駅まで送ってくれた。
「大丈夫だよ!ねぇ、俺拓海って言うんだよね。杉浦拓海。」
「はぁ…。」
「ごめんね、勝手に連れ出して来ちゃって。でも何か君、つまんなそうだったからさ。」
「えっ!?あ…えっと、まぁ…。」
バレてた!
それに…この人、軽そうだけど悪い人じゃないのかもしれない。
気を使ってくれたってことだよね。
「…ありがとうございます。気を使ってくれて。」