キラキラミライ

「おじゃましまーす」

お店はエアコンが効いててとても涼しかった。

「いらっしゃい。暑いのに大変ね。どうぞ奥にあがって。」
隼人のお母さんは笑顔で私たちを迎えてくれた。いつも優しくてとっても美人で隼人が羨ましい。

「隼人、成績は?どうだったの?」
お母さんが、隼人に尋ねた。どの家庭でもやっぱりお母さんは成績表が気になるみたい。
「ん。」
隼人はお母さんに成績表を渡す。

隼人は学年でも上位に入る成績で、いつも私といい勝負。今回は私が負けちゃったけど。
「そこにアイスあるから、好きなのとっていっていいわよ。遠慮せず、好きなの食べてね。」
成績表を受けとると隼人のお母さんはカウンター脇の冷凍庫を指差して言った。

「ありがとうございます!!」
四人はアイスを選ぶと奥の部屋にあがった。

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