キラキラミライ

「いいよなー。隼人は。」
イチゴアイスを食べながら佑馬が隼人に言った。

「なんで?」

「お母さんあんなに優しくて美人でさ。おまけにこんなに美味しいアイスをいつも食べれるんだろ?」

「そうだよー。ずるいよ隼人はー。ねっ、天空もそう思うでしょ?」
レモンアイスを食べながら首をかしげて悠菜が私に聞く。

「え、あ、うん。そうだよね。」
私はバニラアイスを夢中に掘り返してたから、少し薄い返事になった。

「うーん…そうかな。優しくないよ、別に。」
隼人はチョコアイスを食べながら怪訝な顔をして言った。

「あ。そうそう!夏休みにさ、トウキョウにみんなで行こうよ!」
突然悠菜が言った。

「トウキョウ!?」
3人が口を揃えて叫んだ。あまりにもびっくりする発言だったから。悠菜はたまに突拍子も無いことを言う。

「ほら、今テレビで有名のAKB38!トウキョウに行けば会えるんだって!」

「嘘だぁ」
佑馬が言った。

「嘘じゃないよ!お兄ちゃんがこの前行って会ったって!言ってたもん!」
悠菜がムキになってスプーンを振り回しながら言う。

「トウキョウかぁ…楽しそうだけどなぁ。」
隼人が呟くように、言う。

「い、行ってみたいかも…」
私はAKB38が好き(マーガレットの方が好きだけど)だったので、驚き反面ワクワクしていた。

「行こうよ!皆!」
悠菜がニコニコしながら、私たちに訴える。
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