いっしょにかえろ。
**********
一時間目が終わってすぐ、
私は芹那ちゃんにひっぱられ
隣のクラス、一組へ。
「たぶんあれだな」
芹那ちゃんが指さす方向には、
席で静かに携帯を眺める男子。
あれが噂の
日向 恵くん?
窓際に座る彼の少し長い髪が
風に揺られている。
でも、教室の入口からは
その顔まではみえない。
「なんであの人が日向くんだと思うの?」
「一組の女子の視線みてみ」
女子?
言われるがまま
周りの女子に目を向けると、
そういうことか…
納得した。
みんながみんな、
その(多分)日向くんを眺め、
きゃっきゃっと騒いでいる!
一時間目が終わってすぐ、
私は芹那ちゃんにひっぱられ
隣のクラス、一組へ。
「たぶんあれだな」
芹那ちゃんが指さす方向には、
席で静かに携帯を眺める男子。
あれが噂の
日向 恵くん?
窓際に座る彼の少し長い髪が
風に揺られている。
でも、教室の入口からは
その顔まではみえない。
「なんであの人が日向くんだと思うの?」
「一組の女子の視線みてみ」
女子?
言われるがまま
周りの女子に目を向けると、
そういうことか…
納得した。
みんながみんな、
その(多分)日向くんを眺め、
きゃっきゃっと騒いでいる!