無題



シャンノに向かって、呆れた様にクロハと呼ばれた小さな人影…



ことフェアリーは、二つ並んで昇っている太陽を見上げた。



「んーと、1時20分って所かな。さぁ、問題です!ねぼすけシャン坊は間に合うのかな?」




 面白そうに頭上を飛び回るクレハをよそに、青い顔をしたシャンノは、急いでピ、ピューッと指笛を吹いた。


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