ねぇ、こっちみてよ?
タイトル未編集

出会い


4月。それは出会いの季節。



そして高校生としての道を歩くスタート。






この物語の主人公、宮下春菜は期待と不安を抱えながら


これから通う高校、栄開高校の生徒玄関に入る。




☆★☆★☆






うわぁー・・・めっちゃ緊張するんだけどっ!!




私は小学校、中学校と転校を繰り返してきた。


パパは証券会社に働いているから転勤族。



小1~5の時は無邪気で明るい子だったけれど


6年生になった時2回目の転校が決まって


新しい学校に入ったもののなかなか馴染めずにいた。




中学2年生になったときもまた転校が決まって


それからというものの“転校生”という壁がいつもあって


変に気遣ったり表に出たくないという思いがあった。



目立たない子―――





そう、私はいわゆる陰キャと周囲から言われるようになった。



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