紅いピアスの眠り姫


「昨日、あれから一晩考えました。

確かに、勿体無いと思いました。

でもやりたいこと...
夢までは分かりませんでした。」



自分の情けなさや彼女への申し訳なさで俯いてしまった。



「焦らなくていいのよ。

勿体無いと思えただけで、
君は前に大きく進んでいるのよ?」



顔を上げて彼女を見ると
彼女は嬉しそうだった。
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