紅いピアスの眠り姫


「なぁ...神様でも何でも誰でも良いから...助けてやってくれよ。」


灯りが一つもないこの場所で、
僕は助けを求めた。




彼女は僕なんかと違って、夢があるんだ...


僕なんかと違って、運命に立ち向かおうとしてたんだ...



彼女は僕と違って、色んなものを持っているんだ...



こんなにも馬鹿な僕に...
色々な事を教えてくれたんだ...!!




これじゃあ、余りにも
僕と彼女が不公平だろう?




だから...
明日の彼女の笑顔を望んでも良いだろう?






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