アタシは元カレに恋をする。
朝、支度をして学校へ向かう。


「行ってきます」


ドアを開けると、そこにはなんと堂本君がいた


「なっ……どうして…」


「へへっ、梨々香を迎えにきたんだよ」


「ぅう…」


「嫌だったか?」


「ううん、嬉しいよ!」


博樹もこうやって迎えに来てくれたなぁ…


「博樹ぃ…」


「…なんか、言ったか?」


「あっいや何でもないっ」

「手、繋ご?」


言われるがままに手を差し出す。


博樹に似てるな、この温もり。


新しいカレシできてもやっぱりアタシ…博樹が…


「はぁ…」


「今日の梨々香おかしいぞ?まさか元カレのこと考えてんのか?」


「博樹が忘れられなくってさ…。」


「ん?博樹!?そいつの名字は?」


「高橋…だよ。知り合いなの!?」


「あ、いや…言っちゃ悪いかもしれないからいいや」


「何ぃ?言ってもいいからっお願い!」


「その…俺と高橋博樹はなぁ…」


「うん…」


「……異母兄弟なんだ。」
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