それでも貴方を愛してる




隣からは相変わらず女の子の高い声。



私の脳裏にさっき見た光景がフラッシュバックする。





「…愛梨?」





要が隣のソファーに腰掛けた。





「‼」




私は要に思い切り抱き付いた。




「あ、愛梨…?」

「……」



要は困ったような声で優しく問いかけて私の髪に触れた。


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