それでも貴方を愛してる




ーーーーーーーー…



「愛梨、帰ろう」



放課後、要が私の教室まで来てくれた。



女子たちは要を見るなりキャーキャー騒ぎ出した。


やっぱり要は人気なんだろうなぁ、って改めて思った。




「じゃあ若菜また明日ね」

「…う、うん。また…」




若菜は何か言いたげにしてたけど、要を待たせちゃ悪いと思って気付かないフリをして要の方へ歩いて行った。



< 160 / 207 >

この作品をシェア

pagetop