それでも貴方を愛してる



「えっ⁉」


顔に何か付いているのかと思って顔をぺちぺち触ったけれど、何もついてなくて陸を見上げるとため息をつかれた。


「そーじゃなくて、なんでそんな悲しい顔してんのか聞いてんの」

「…え?」



私は驚いて何故か若菜の方を見た。

若菜もきょとんとした顔をしていた。


「また彼氏?」


陸は私にそう聞いた。

どうやら私は気付かないうちに悲しい顔をしてたらしい。

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