それでも貴方を愛してる




ーーーーーーーー…




帰りの電車の中、私は寝ちゃってたらしくて、葵に起こされた時は何故かもう電車から降りてた。




「起きないから運んだ」




葵はそう言ってたけど、まさかお姫様抱っこ…なんてことはないよね。



第一、こんな重たい私なんか運べるわけがないわな。




「ねね、公園で話して行こうよ!」

「あぁ」




私はまだ葵と別れたくなくて、待ち合わせに使った公園に二人で向かった。



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