それでも貴方を愛してる



「じゃー、朝練あるから俺行くけど、しっかり顔冷やしとけよー」


リビングから陸の声が聞こえて、慌てて洗面所を出るともう陸は玄関で靴を履いてた。


「いってらっしゃい」

「おう」


陸は笑顔でそう言うと元気良く家を出て行った。


陸がいなくなると、私は急いで若菜にメールした。

[若菜

今日目が腫れて学校に行けそうにないので休むね。

ごめんね
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