それでも貴方を愛してる





「か、要…?」



思いも寄らない人物がいて、私は驚いた。


要は真剣な顔して、制服が濡れるのも気にしないで私の方に歩み寄ってきた。



「な、なんでここに…」

「さっき、泣きながら走ってるのが見えたから」



要はそう言うと私の肩を抱いて、私を無理矢理屋上から出した。


そして、屋上に出た所の階段に座った。




「か、要…」




私は訳がわからなくて、要を見つめた。


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