それでも貴方を愛してる




「今日はもう帰るね」



私はそう行って教室に向かおうとした。




「待って、そんな格好じゃ教室入れねぇだろ」



要は私の横に来て、笑ってそう言った。



その笑顔が葵に似てて懐かしく感じた。



「うん、ごめんね…」


要が教室に鞄を取りに行ってくれて、私は校門で要のことを待ってた。



< 75 / 207 >

この作品をシェア

pagetop