【完】結婚させられました!?
好き、って気持ちが溢れた。
先輩に告白された瞬間、先輩が愛しくて
たまらなくて。
涙が、出そうになったの。
「ただいまぁ……」
先輩との思い出に浸りながら家に入ると
、見知らぬスニーカーを発見。
男物のスニーカーは、明らかに家のじゃ
ない。だってお父さん以外は女だから。
お父さんがこんな今時っぽいチャラチャ
ラしたの履くとは思えないし。
うーん、と首を捻りながらスニーカーを
見つめる。
黒いスニーカーに、ショッキングピンク
の靴ひも。見るからにチャラい。
私の知り合いにチャラ男なんか居ない。
とすると、お母さんの知り合い?
なーんて考えていたら。