【完】結婚させられました!?
私は驚いて、イケメンチャラ男を睨みつ
けた。
「私がお風呂に入ったことあんのは、お
父さんとお母さんと音夜君だけよ!」
音夜君っていうのは幼なじみで、高校離
れてからもう会ってないけどね!
するとイケメンチャラ男が、ニヤッと笑
った。
「……なーんだ、わかってんじゃん」
「え、…きゃぁっ!?」
次の瞬間、腰に手を回されて、くるっと
倒されるようにして抱き抱えられる。
私を見下ろすイケメンチャラ男は、いた
ずらっ子のように笑った。
「俺のことしってんのに、知ってない、
なんて嘘つくなんて、心優は悪い子だな
あ?」
「え!?ちょ、離してっ!」