【完】結婚させられました!?
「俺って結構Sだから」
なんて言いながら、楽しそうに微笑んだ
。
そんな風に開き直られると、もうどうし
ようも無いわけで。
どうにか先輩の腕のなかから逃れようと
試みるも、がっちりとホールドされてい
て、無理だった。
「ねえ、もう1つ、プレゼントが欲しい
って言っただろ?俺」
そういえば、「その2もあるってこと!
」ってさっき言ってたっけ。
「そのプレゼントなんだけどさ、心優か
ら俺にキスしてくんない?」
「……」
「心優……、聞いてる?」
唖然としてしまい何も言えなくなった私
に、可愛らしく小首を傾げる先輩。
え、ちょっとまって。
「も、もう一度お願いします」
「ん?だから俺に、キ───」
「もういいです!」