【完】結婚させられました!?
俺、自分の部屋に戻ってるわ。
そう言って用意された音夜君の部屋に向
かっていく彼に、先程のような元気さは
見受けられなかった。
何も悪いことなんてしてないのに、妙な
罪悪感に苛まれながら、私も自室に戻る
。
ドアを後ろ手で閉めてから、ボフッとベ
ッドにダイブした。
「あ―――っ、もう!!」
なんでこんなややこしい事になってんの
よ!!
音夜君に彼氏いるっていったら、諦めて
くれるかなって思ったけど、それも無理
そう……。
でも、私が好きなのは―――。
―――♪~
その時、携帯の着信が鳴って、慌てて出
た。
だってこの着メロは―――