【完】結婚させられました!?
先輩との電話の後、寝ちゃったんだ…。
ムクッと起き上がって、欠伸をしながら
リビングに向かうと。
「お、心優おはよう」
そこには既に制服に着替えている音夜君
が居て。
一瞬、思考が停止したのち、すぐに状況
を理解した。
心のどこかで、夢オチを期待してたんだ
けどなぁ、と思いながら、机へと向かう。
「おはよう……」
「ん。朝飯、作っといたから。じゃあ俺
、もう行くわ」
「うん」
頷くと、音夜君はニッコリ笑ってから出
ていった。
テーブルに用意されていたのは、ハムエ
ッグとココアとサラダ。