【完】結婚させられました!?
冷や汗が、垂れる。
「そんなん純に任せとけばいい。心優は
、俺とお話しでもしようか」
ニッコリと、どす黒い笑みを受かべてそ
ういう先輩。
待った待った待った。
それどう考えても、これから談笑するよ
うな笑みじゃありませんよね。
強いて言うなら、尋問する警察みたいな
顔ですよね。とっとと吐けやゴルァ!的
な。
怖い怖い怖い。
とてもじゃないけど喜んで先輩について
いけない。和やかな気持ちじゃいられな
い!
本当に誰かヘルプミー!!
だけどそんな願いも虚しく、先輩に引き
摺られるようにして、外に連れてこられ
た。
「……さて、と。心優?」
「……っ」