【完】結婚させられました!?




「それ、懐かしい……まだ着れるかな」


「大丈夫だろ。着せてやる」



き、着せてやる……って!



「いやいや!自分で出来るから!」


「ほんとかよ?良いんだぜ?遠慮しなく
ても……」



だって!音夜君なんかニヤニヤしてるし
、目付きがやらしいんだもんっ!



音夜君から浴衣を受け取って、そそくさ
と別の部屋に逃げ込む。



「の、覗いたらビンタだよ!」



そう音夜君に忠告をしてから、着替え始
めた。



三十分後。



ちょっと大変だったけど、どうにか着れ
た。



ドアを開けてリビングに入ると、音夜君
がすでに待っていて。



私を見つけると、フワッと微笑んだ。



「……やっぱり、似合う。可愛いよ」


「あ、ありがとう……」





< 367 / 419 >

この作品をシェア

pagetop