【完】結婚させられました!?
それから思う存分はしゃいだ。
ペンギンショーに釘付けになってる先輩
はやっぱり可愛くて、ペンギンの餌やり
を体験させてもらってた時の先輩は一番
子供っぽかった。
気づけばもう、夕方になっていて。
「───……じゃあ、次はどうする?」
「んー、そうですね……」
もう一通りまわったんだよなぁ、なんて
思っていたら、突然。
───ピルルル……
携帯電話がなりはじめて、私はディスプ
レイも見ずにそれに出てしまった。
「はい、もしも───」
『俺だけど』
……う、うそ!
そこから聞こえてきたのは音夜君の声で
、私はサアッと青ざめた。
「な、なんで……!」