Sweet Honey Birthday[完]
「チビの名前はきまった?」
「考えているんですけど、中々…」
「そっか」
「男の子は、どうするんですか?」
「今のところ、家で飼う予定かな」
欲しい奴がいて、信用おける奴ならやるかもしれないけどな…、と頬杖をつく。
「そうなんですね…」
出来れば先輩が飼って欲しいな、そう思ったけど、犬を飼うにはお金が掛かるし、無理はいえない。
「早く、家にこないかなあ」
実際に見てしまえば、すぐにでも連れて帰りたくなるのはしょうがないと思う。
先輩はそんな私の表情を見て、目を細めて笑っている。
ふと見ると、小犬たちは寝てしまっていて。
まだ日は高いけどお暇することにした。