sai
6.逢いたい…
 ネオと再会した日の夜。

 毎日逢いに来ると言ったネオの顔が、瞼に焼き付いて離れない。…いや、それだけではない…僕の心に生まれた、ネオに対するこの…気持ちが芽生えた時からのネオが、僕の中で…ずっと…鮮やかに、記憶から呼び起こされているんだ…

「ネオ」
名前を呼んで目を閉じれば、そこにはネオがいた。

そして僕は眠りに就くと




思い出す 病室にいたあの頃を

父さんが 灰になった日を
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