sai
4.淡い時に
 昨日のあの少女は…ネオは、一体何者なのだろうか。確かな事は、ネオは普通じゃないという事。一体何者で、どこから来たのか。ネオの美しさやネオと交わした言葉に心が熱くなりながら僕は、聞いてはいけない気がするその疑問に、一晩中悩まされていた。
 答えは出ず、さらにネオの謎の深みにはまっていくだけだった…
 それでも、ネオが来るのがこんなに待ち遠しいなんて…この気持ちが何なのかはわからないけれど、僕は、ただ純粋に、ネオに逢いたいという気持ちでいっぱいになっていた。
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