O.L.~Maple Honey Syrup~
『実はね…出会った頃の事を思い出していた』
「去年の春?」
『そうそう』
俺の人生をひっくり返した彼女。その彼女が今も俺の側に座り、身を委ねてくれる。
「あの時はビックリしたよ」
『ごめん』
あれが会社でなければただのナンパ…。
『どうしても俺を認識して欲しかった』
「六…」
『本心は彼女にしたかった』
歳の差や関係を考えれば付き合える可能性なんて低かった。
それでも諦めるつもりはなかった。
変な意地を張って別の男に取られる事だけは絶対にしたくなかった。
相当ビビられたけど、結果オーライ!
『どうしてもこの恋実らせたかったんだ』
「六…」
『あの笑顔を俺のモノにしたかった』
「・・・」
思ったことを口にしただけなのに、林檎のように真っ赤になる。
そんな純情なところが好き。好きと伝えれば拙い言葉で「好き」と伝えてくれる。
そんなところも好き。
小さなヤキモチも受け入れて、束縛も許してくれる。
『俺、佐和に出会えて幸せだよ』
「私も六に出会えて幸せだよ」
今こうして同じ気持ちでいることが、何よりも嬉しい。
「去年の春?」
『そうそう』
俺の人生をひっくり返した彼女。その彼女が今も俺の側に座り、身を委ねてくれる。
「あの時はビックリしたよ」
『ごめん』
あれが会社でなければただのナンパ…。
『どうしても俺を認識して欲しかった』
「六…」
『本心は彼女にしたかった』
歳の差や関係を考えれば付き合える可能性なんて低かった。
それでも諦めるつもりはなかった。
変な意地を張って別の男に取られる事だけは絶対にしたくなかった。
相当ビビられたけど、結果オーライ!
『どうしてもこの恋実らせたかったんだ』
「六…」
『あの笑顔を俺のモノにしたかった』
「・・・」
思ったことを口にしただけなのに、林檎のように真っ赤になる。
そんな純情なところが好き。好きと伝えれば拙い言葉で「好き」と伝えてくれる。
そんなところも好き。
小さなヤキモチも受け入れて、束縛も許してくれる。
『俺、佐和に出会えて幸せだよ』
「私も六に出会えて幸せだよ」
今こうして同じ気持ちでいることが、何よりも嬉しい。