もう一度、君と・・・
タイトル未編集
私は、朝倉雪乃。
西中学校の1年生。
髪の毛は、バレーをしてるから短くて、少しクセっ毛。
好きなことは、バレーと読書、音楽鑑賞。
「大翔、見た~?」
その声に、思わず彼のほうに顔を向ける。
あの頃と変わらない笑顔で、友達とじゃれあう彼。
「・・・・・・さん?・・・姉さん・・・?」
「・・・ん?」
「姉さん、すごいボーーーーっとしてたけど?」
私、佐織に呼ばれてるのも気づかないくらい・・・
「ああ・・・うん、分かった。」
私の目線で佐織は、事情を理解してくれたみたい。
私の親友、道原佐織。
クールで姉御肌と言われる私とは、正反対で佐織は、明るく妹っぽい。
でも、小学校から何でも話せる親友。
「まだ・・・?」
彼を見ながら、沙織が言う。
「・・・うん・・・。」
だって・・・そんな簡単に諦められるはずないよ。